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越えられない一線

gigi_070.jpg内弁慶のジジさんだから
知らない同族達が遊ぶドッグランはあまり
得意としていません。
でも、人と一緒に走り回るのは
大好きなハウンド犬だったりします。
だから、お散歩に行った先で
広い空き地を見つけたりすると、
うろちょろ立ち寄ってしまうんですね。
gigi_071.jpgここで走ろうよぉ~ って。
というわけでジジさん、水元公園の広い草原が
大のお気に入りなんです ... 、けれど。
名前に水の文字が入るようにここは、水郷地帯
でもあります。
暴れん坊将軍吉宗(八代将軍)の時代、
享保14年に計画された治水事業
- 江戸川の増水から江戸の町を守る目的 - で
掘られた小合溜がこの地の、元々の姿。
ということはつまり、池や小川や湿地など
いろんなところに水があるわけで、例えば。
調子よく走ってきた目の前に突然、
行く手を阻むクリークが現れたりするのです。
さて。
どぉ~しましょう

gigi_073.jpgまずは目の前に流れる水の正体を、花粉症の鼻と
ご自慢の細い足を使って確かめてみます。
(海のように)くさいの?
(足を洗うシャワーのように)暖かいの?
どうも違うようです。
においはないけど、とっても冷たい。
触れた瞬間に引っ込めたくなるほどの冷水。
秋ですものねぇ~

足を洗うシャワーでさえ嫌々我慢している
ジジさん、できれば水はご遠慮願いたい。
おまけに。
氷のように冷たいんだから、この中に入るなんて
まっぴらゴメンですからぁ~
あっ、向こうに岩(渡り石)があるゾ

濡れずに向こう岸へわたれるように、クリークには石を並べた橋がありました。
とーさんはその石の橋を歩いて向こう岸へ渡ってしまいます。
かーさんもその石の橋を渡ろうとしている気配が、あります。
ムスメは、どうするの?
gigi_072.jpg
とりあえず、真似てみました。
背伸びして、岸辺にある第一の岩へ、前足を乗っけたところまでは上出来でした。
が、次が続きません。
石に乗っかるにはどうしたって、後ろ足を水の中に入れるよう ...
gigi_074.jpg
途方に暮れてあたりを見回すも
さっきまで隣にいたおかーさんはもう、いません。
グズグズするムスメを置いて向こう岸へ
渡っていたのです。
自分で渡ってみなさい
今日のおかーさんは、意地悪です。
いつもなら抱きかかえてくれるのに ...

たすけてぇ~
困った表情で訴えてみたりします。

gigi_075.jpg

それでも要求は通らなかったので、
浅瀬を欽ちゃん走りしてみたり ...

gigi_076.jpg

やっぱり無視されたので、
草原でジャンプしてみたり ...

水に接する怖さと置いて行かれる寂しさとでパニックになったジジさんの行動は
よくわかりません。
わからないけれど、自分をアピールしているのは確かなようです。
そんな元気があるならば、幅1m位の水路なんてひとっ飛びできそうだけど、
越えられない一線ってイヌにも。
あるんですねぇ ...
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